この記事では、ロックダウン・都市封鎖が一体どういうものか、又ロックダウンについて知っていると得をする情報をシェアさせて頂きます。
この記事は、著者が今まさに直面しているニュージーランド全土のロックダウン、都市封鎖の経験に基づき書かれています。
この記事はこんな疑問をもつ方におすすめ
- ロックダウンとはいったい何?
- ロックダウンの前に知っておくと良いことは?
- ロックダウンを快適に過ごすために準備するものは何?
ロックダウンとはいったい何?
新型コロナウイルスは留まることを知りません。
日に日に勢いを増して、世界中に拡散し、感染者、死者をだしています。
このとても感染力の強いコロナ感染を防ぐために、世界中で実施されているのが、ロックダウンです。
ロックダウンとは英語のlockdownから由来しており、
ケンブリッジ英英辞書によると
緊急事態のために人々が建物またはエリアに自由に出入りできない状況とされています。
日本では主に都市封鎖と言われていますね。
イタリア、フランス、イギリス、インド、著者の子育てブロガーゆめこが在住しているニュージーランドを含め、世界各地でロックダウンが実施されています。
東京都でも不要不急の外出自粛が都民に要請されているところですね。
オーストラリア、そして眠らない都市ニューヨークでも外出自粛命令がでています。
(2020年3月31日現在)
ここからは現在ニュージーランドで実際に行われているロックダウンを例に出しながら、ロックダウンについて詳しく説明させて頂きます。
ニュージーランドのロックダウン状況(2021年2月15日現在)
2020年
- 2月28日 最初の国内感染者が確認される
- 3月14日 入国者全員に14日間の自主隔離が義務付け
- 3月19日 国境封鎖(市民権、永住権保持者は入国可能)
- 3月21日 4アラートレベル導入
- 3月23日 アラートレベル3
- 3月24日 学校閉鎖
- 3月25日 飲食店封鎖・レストラン、カフェ、ウーバーイートなどテイクアウトショップ
- 3月26日 都市封鎖(アラートレベル4) 、在宅勤務のみに移行
- 4月5日 海水浴、サーフィン、釣り、ボート、トレッキング禁止
- 4月28日 アラートレベル3
- 5月14日 アラートレベル2
- 8月14日 オークランドアラートレベル3
- 9月1日 オークランドアラートレベル2
- 2月15日 オークランドアラートレベル3
2021年
ニュージーランドではロックダウンの間は【staying at home 】家の中で過ごすごとを、政府から強く要請されています。
警察の検問チェック、オンラインの通報サイトなども設けられ、ロックダウンのルールに反する国民には、警告または、罰金なども課せられます。
Essential Workers・エッセンシャルワーカー、必須労働者すなわち国民の生活必需品、または生活していくために必要不可欠なサービスを提供している機関で働く人以外は、むやみに家の外に出られません。
ニュージーランド政府が発表しているエッセンシャルサービス・生活必需サービスは以下のようになります。
- スーパーマーケット
- 病院
- コンビニエンスストア
- 獣医
- ペットショップ
- 救急サービス、警察
- ゴミ回収
- ガソリンスタンド
- インターネットサービス
- 薬局
必須労働サービス機関で働いている人以外が外出できるのは、
エッセンシャルサービスを利用する場合と、
気分転換のために短い散歩にでたり、外で運動することだけ
に制限されています。
散歩に行く場合は近所で徒歩、自転車、スクーターで行動できる範囲までとなり、車での移動はできるだけ避けなければいけません。
それは事故などを起こし無用な救急サービスを増やさないようにするためです。
例えば、スーパーマーケットに買い物に出掛ける際も、家族皆で出かけることは禁止されており、できるだけ家族のメンバー一人だけが外出するようにと言われています。
そして、外出する場合はいかなる場合も、他人と2メートル以上の間隔を置かなければいけません。
スーパーに入る際などは、店舗が入場人数制限を設け、スーパーの中でも買い物をしている人同士が、必ず十分な距離を保てるようにしています。
会計の際のそれぞれのレジの間には透明の壁も設置され、感染防止を徹底しています。
ロックダウンの前に知っておきたいこと
ロックダウンは必要不可欠
ニュージーランドではロックダウンが開始される2日前に、アーダーン首相からの声明が報道されました。
その声明の直後は電話回線が混乱し、繋がりにくくなるというハプニングにも見舞われました。
今私自身が、ロックダウンを実際に経験しているのにもかかわらず、何か現実味がないというか、今だに本当に起こっていることなのか不思議に感じてしまいます。
この2020年の現代で自宅に待機しなければいけなくなってしまうというロックダウンという現実は、非現実的なことに思われます。
しかしあなたを含め世界中の誰もが、コロナウイルスに感染する可能性はとても高い状況にあります。
ロックダウンは、コロナウイルス感染予防のワクチンが開発されるまでの間、感染防止のための必要不可欠な手段なのです。
今では迅速なニュージーランド政府の対応に感謝の念しかありません。
ルーティンに沿って生活することが大事
ロックダウンの間は、自宅で一日を過ごすことになるため、ダラダラとした生活を送ることもできます。
けれどそれが長期的に続くような場合は、精神衛生面によくない影響を与ええてしまいます。
ロックダウン中でも、決まった時間に起きて朝食をとり、朝のアクティビティ、ランチそして昼のアクティビティ、夕食、就寝と、ある程度のルーティンに沿った生活を続けることは大事になります。
特にお子さんのいらっしゃるあなたは、お子さんの普段の生活に沿ったルーティンを確立することをお勧めします。
メンタルヘルス・心の健康を気遣う
ロックダウン中には今までできていたこと、ごく普通のことができなくなってしまいます。
自分の気づかないうちに、とてつもないストレス、心配を抱え込んでしまう可能性もでてきます。
心の健康を保つために、十分な睡眠そして栄養バランスの整った食事をとることを第一条件としてください。
お子さんのいらっしゃるあなたは、三食の食事を出来るだけ一緒にとるようにし、お互いの心の状態を確かめあうようにしましょう。
専門家からも、ロックダウン中はあと何日かと、一日一日をカウントダウンしていかない方がよいと薦められています。
日々、目まぐるしく変わっていくコロナウィルスの状況下において、長期戦になることを覚悟でゆったりと過ごしていきたいものです。
ロックダウンの最中より終わった後に影響がでる場合がある
ロックダウンの最中はとても気持ちが張り詰めているのですが、ロックダウンが終わった途端に張り詰めた気持ちが緩み、調子が悪くなる場合も多々あるようです。
ロックダウン最中だけでなく、終わった後にも、自分自身又は家族の精神衛生面に不調和がでていないかをチェックしていきましょう。
家族、友達、社会との繋がりを大事にする
ロックダウン中は、家族、友達、近所の人を含め、全ての人たちとの交流が拒まれます。
人と会うことが好きな人にとってはとても苦痛な期間になるでしょう。
テクノロジーが進化した現代、ソーシャルネットワーク、ビデオチャットなどを使用して、できるだけ家族、友達、知り合いとの繋がりを保つようにしましょう。
物理的な社会的距離はありますが、インターネットを使ってコミュニケーションをこまめにとり、家族、友達、社会から隔離してしまわまいようにしていくことは、本当に大事なことです。
ロックダウン中にしかできないことを見つけて楽しむ
ロックダウンの間の時間を無駄な時間と捉えるか、その時間は有効で自分を高める準備期間と捉えるかは、あなた次第です。
ロックダウンの時間を有効に使い、今まで時間ができずにやれなかったこと、後回しにしてきたことを一つづつ片付けていくのはどうでしょうか?
例えば、小さなことなら、お部屋の片づけ、子どものおもちゃの整理をしたり、たまっているお子さんの写真の整理などをしていくのでもいいでしょう。
この機会に新しい言語、資格の取得などを目指してもいいかもしれませんね。
あなたが楽しいと思えること、夢中になれることに没頭できるには本当にもってこいの期間です。
ロックダウンの期間を自分磨きの期間、家族の絆を深められる貴重な時間と捉えてはどうでしょうか?
そのためには、心と物資の準備が必要となってきます。
ロックダウンを快適に過ごすために準備すること
準備しておくと良いもの
- 手洗い用洗剤
- ハンドサニタイザー
- お手拭き、おしりふき
- 除菌、お掃除スプレー
- マスク
- 常備薬
- 処方箋
- 食品(賞味期限が長いもの)買い占めはしない、自宅にないもの、必要なものの補給
- 乳幼児用品(おむつ含む)
- 生理用品
- ティシュ、トイレットペーパー
- コンタクト、コンタクトケア用品
- いつも使っている化粧品、スキンケア商品
- 雑誌や本 (デジタルの時代ですが、日ごろ読もうと思っていて読めなかった本、雑誌、漫画などを読破するには本当に良い機会になります)
- ボードゲーム
- 子ども用の遊び用具 (おもちゃ、シール、DVDなどあなたのお子さんが好きそうなもの)
- ランニングシューズ(エクササイズのための散歩や近場のスーパーに行くために、歩きやすいスポーツシューズは必ず1足はあるといいです)
- ヨガマットなど、家でできるエクササイズグッズ
- リュクサック(徒歩で沢山の物を運ぶ際に便利)
- DIY、家庭菜園をするために必要な物
- 勉強道具
- 言語取得、新しいスキル習得のための教材
- コーヒー、緑茶、紅茶、炭酸飲料などの飲み物
- お酒
- タバコ
やっておくと良いこと
- ヘアドレッサー、床屋に行く
- 歯医者で悪いところを治しておく
- 家電量販店で要るものを買っておく
- 通販サイトでいつも買っているものを少し多めに揃えておく
まとめ
以上になりますが、ニュージーランドでロックダウン真っ最中の子育てブロガーゆめこが、ロックダウンについて書かせて頂きました。
ロックダウンを快適に過ごすために、準備しておくと良いものと、やっておくと良いことは自身の体験をもとに書かせて頂いております。
私自身も、ロックダウンは初めての体験の為、手探りの状態ですが、近い将来にロックダウン・都市封鎖に突入するかもしれない、あなたのために参考になればと思っています。
まだ、ロックダウン中でないあなたも、もし外出自粛命令がでているのであれば、不要不急の外出はできるだけ避けて自宅で過ごすようにしてみませんか?
ロックダウン経験者として、あなたの質問になんでもお答えしたいと思っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
合わせて読みたい
https://yumeko-kosodate.com/lockdown2/
ゆめこさん♡
ブログ拝見しました。
ロックアウトで大変な思いをされてるなか、日本の心配をしてくださり、ありがとうございます。
4/3現在、感染者が急増しているにも関わらず日本でのロックアウトは行われてません。
日本政府の速やかな非常事態宣言と、経済支援を期待せずにはいられません。
世界中のこの事態が早く治りますよう、祈るのみです。
ゆめこさんご家族も、心身共に健やかに過ごされますよう心より祈ってます。
まゆさん、記事を読んで頂きありがとうございます。
ニュージーランドではロックダウンの発表がされてから、2日間という準備期間がありましたが、その2日間はバタバタしてあっという間にロックダウンが始まってしまったという感じです。
日本は今から、暖かい時期に入りますが、電化製品などで必要なものも、購入されておいたほうがいいかもですね。
お米なども、ご家族が多い場合は常備されることをお勧めします。
ロックダウン後の食料品の買い物にはいけますが、距離をあけなくてはいけない為、スーパーの中に入る人数も制限されるので、普段とは格段に時間がかかったり、かなり面倒です。
パニックになって、買い占めなどはされない方がよいですが、ご家族のために、少しずつ準備をされていって下さいね。
日本のロックダウン、特に地方都市のロックダウンまでには、まだしばらくかかりそうですが、そうなるのは時間の問題かと思われます。
もしロックダウンがきても快適に過ごせるように準備されるといいかもですね。
また、何かありましたらいつでもお問い合わせ下さい^^