子育てブロガーゆめこと申します。
この記事では子供の主体性(自分で考えて行動する力)を伸ばす為に筆者が幼稚園教諭として職場で実践していることを書かせていただきます。
まえがき
ニュージーランドの幼児教育現場で保育士、幼稚園教諭として20年以上働いているゆめこです。
今までの経験上、日本を含めアジア圏の親のもとで育っている子どもたちはとても過干渉に育てられていることが多いという事実に気がつきました。
その故か、アジア圏の子どもたちの主体性の発達が少し遅くなってしまっているという傾向がみられます(筆者の見解です)。
多民族国家のニュージーランドの幼稚園で10か国以上の違う国籍の子どもたちと接しているゆめこにとって、その違いはとても顕著です。
例えば着替えや靴の脱ぎはきを親がすべてやってしまっている子どもたちは学びの機会を失い、どうやって自分で着替えをすればいいのか、又靴を履けばいいのかが全く分からないのです。
そこでこの記事では幼稚園教諭また2児の母でもあるゆめこが、主体性のある子どもたちを育てるために気をつけていることを3つのポイントに分けて説明させていただきます。
子どもの主体性を高める3つのポイント
- できるだけしてあげないようにする
- 自分で決めさせる
- 時間をかけて見守ってあげる
できるだけしてあげないようにする
なんでもしてあげないようにしています。
実際試してみるとわかって頂けるかと思いますが、そう簡単なことではありません。
例えば、子どもたちに蝶々を描いてとせがまれても蝶々を子どもたちのためにすぐ描かないようにします。
そのかわり、蝶のでている本を見せてあげたり、Googleで蝶を検索したりして、子どもたちがいかに自分1人で蝶が書けるようになるかの手助けをしていきます。
トイレでの下着の上げ下げなどもできるだけしてあげないようにしています。
時間がかかっても子どもたちがいかに自分のことを自分で出来る様になるかを重視するようにしています。
子どもたちも自分でしなければいけないと覚悟を決めると、なんとか頑張るものです。
自分で決めさせる
子どもたちに自分で決めさせるようにします。
簡単な選択肢を常に提示するようして、子どもたちがに何かしらの選択をしていけるようにします。
例えば職場の幼稚園にも色々な遊び道具がありますが、子どもたちには何をして遊びたいのかを常に自分で決めてもらうようにしています。
遊び道具の選択がしやすいように、おもちゃの置き場なども子どもたちがとりやすいように設置するなど、子どもたちが選択できやすい環境も整えています。
遊ぶ友達も自分でもちろんきめてもらっています。
最終的に子どもたちがどんな小さなことでも、ひとづつ自分で選択をしていけるように促していきます。
時間をかけて見守ってあげる
小さな子どもたちにとって、すべてのことが初めてで、何かを習得するには何回もの練習が必要になってきます。
その為、なにをするにもかなりの時間がかってきます。
子どもたちの主体性を高めるためには、自分でやってしまう衝動を抑え、時間をかけて見守るようにします。
例えば、包丁やハサミを使いだすとき、使い方をある程度教えたあとは、見守ったりするのがいい例です。
木に登ったり、高い場所からジャンプしてみたりするのも、余程危険が伴わない限り、やらせてみて傍で見守るようにしています。
本当に助けが必要になるまで子どもたちに自由にさせてみることがとても大事です。
何をするにも大人の私たちがやってしまえば、早いことに間違いはありません。
子どもたちに任せて、見守るためには私たち大人は実質的に時間的に余裕を持たせたり、又心の余裕も必要になってくるかと思います。
まとめ
以上になりますが、ゆめこが職場で実践している子どもたちの主体性を高めるポイントを3つ紹介させて頂きました。
その3つのポイントは、
- できるだけしてあげないようにする
- 自分で決めさせる
- 時間をかけて見守ってあげる
になります。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
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