すぐに試せる、成長思考を活用した子育ての3つの仕方
ゆめこ

子育てブロガーゆめこと申します。

 

この記事では、

まず最初に成長思考とは

どういったものかを

説明させて頂きます。

 

そしてその成長思考を実際に

どのように子育てに役立てていけるかを

3つのポイントに分けて紹介させて頂きます。

 

この記事はこんな方におすすめ

この記事はこんな方におすすめ

 

この記事でわかること

  • 成長思考と固定思考の違い
  • 成長思考を活用した子育ての具体的なやり方

 

 

成長思考って何?

 

成長思考とは?

成長思考とは

能力、才能、知性は

生まれつきだけのものではなく

いくらでも伸ばすことができる

という概念のことです。

 

スタンフォード大学の

キャロル・ドウェック博士

(Carol Dewek)が、

20年以上の研究を重ね提唱している、

世界的にもとても有名なコンセプトです。

 

成長思考は、

Growth mindset

(グロース・マインドセット)

の日本語訳で、

成長型マインドセット

説明されている場合もあります。

 

成長思考を持ち合わせている場合

努力、頑張り次第で

自信の能力、成果はぐんぐん成長していく

と思えるので、

常に成長していける傾向がみられます。

 

失敗も恐れず

『今の自分はまだできないけれど、

必ず努力を続ければできるようになる』

という確固とした自己信念を

持ち続けます。

 

自分の不得意なことでも

鍛錬次第で成果をだせる

と思うことができるのです。

 

 

固定思考とは?

成長思考の反対として

位置図けられるコンセプトが

固定思考です。

 

固定思考は

Fixed mindset

(フィックスト・マインドセット)

の日本語訳で、

固定型マインドセット

と説明されている場合もあります。

 

固定思考を持ち合わせている場合は

個人各々の能力は決まってしまっていて

物事ができるできないかは

その能力に左右され

みなす傾向がみられます。

 

失敗することを恐れ

今ある能力でいかに自分ができるように、

よくみせられるかに意識を集中させます。

 

『自分の得意、不得意なことも

すでに自分の今現在の能力により

決まってしまっている為、

成果をだすのも難しい』と

挑戦する前にあきらめてしまいます。

 

 

何故、成長思考を持ち合わせるといいのか?

成長思考を持ち合わせている子どもたちは

自分の可能性は無限大

今できないことでも

必ずできるようになると

信じることができます。

 

できないことがあっても

それは今の自分ができないのであって

未来の自分ができるようになるために

努力をおしまなくします。

 

困難なこと、失敗も恐れず

いかにチャレンジをし続け、

成長していけるかを

常に頭に置いて行動するようになります。

 

そのため自ずから学びたい

知りたいという

探求心を深めることに

自然と繋がっていきます。

 

 

 

具体的にどうしたらいいの?

 

1、声がけを変える

『90点、○○ちゃんは頭がいいね!』

『90点、○○ちゃん頑張ったね!』 

 

『○○君はすごい、運動神経がいいから逆上がりできたね!』

『○○君は、いっぱい練習したから逆上がりできたね!』

 

声がけの例を二つ

紹介させて頂きましたが、

違いはわかりますか?

 

二つの例とも

上のの声がけは

お子さんの産まれもった能力を

評価しているコメントになります。

 

いいテストの点が採れたのは

お子さんが持ち合わせた能力

あるからだという

断定のもとに結果を評価しています。

 

下のの声がけは

お子さんの努力、頑張り

評価しているコメントになります。

 

いいテストの点が採れたのは

お子さんが努力した結果であり

がんばりの過程を評価しています。

 

ちょっと難しいかもしれませんが

成長思考のコンセプトに慣れてくると

すぐ分かるようになるので

初めて聞かれた方は

心配しないでくださいね。

 

能力を褒める

努力・過程を褒め

 

この違いを知っていると知らないとでは

あなたがお子さんに与える影響に

格段と差がでてきます。

 

 

ゆめこ

著者ゆめこもよく自分の息子達に

『頭がいいね!』

『本当に賢い!』

という、能力を誉めるような言葉を頻繁に使っていました。

 

結果や成果だけではなく

挑戦しようとしている姿

頑張っている様子

努力の過程(プロセス)

に目を向けるようにしてみましょう!

 

そしてできなかったことでも

お子さんが努力したことにより

いかにできるようになったかを

説明してあげて下さいね。

 

 

キャロル・ドウェック博士の研究

キャロル・ドウェック博士の

数ある研究のひとつに

大人の褒める時の声がけの違いによって

子どもたちの学びの姿が実際に変わった

ことを証明するものがあります。

 

子どもたちを二つのグループに分けて

両方のグループにパズルをしてもらい

終わった時に声がけをしました。

 

最初のグループの子どもたちには、

『あなたたちはパズルを解く能力がある、

すごい』と

能力を褒めました。

 

もう一つのグループの子どもたちには、

『あなたたちは頑張ってパズルを解いたね、

すごい』と

努力を褒めました。

 

そのあとに両方のグループに

次に挑戦するパズルを選んでもらいました。

 

その結果、

最初のグループの子どもたちは

簡単にできそうなパズルを

選ぶ傾向にありました。

 

もう一つのグループの子どもたちは

難しそうな、レベルのあがったパズルを

選ぶ傾向にありました。

 

前者の能力を褒められた

グループの子どもたちよりも、

後者の努力を褒められた

グループの子どもたちのほうが

間違いを恐れず、チャレンジを好み

さらに自分の為に学んでいく

選択をしたのです。

 

とても興味深いですよね。

 

意識してあなたのお子さんへの声がけを変えていきましょう。

 

最初は難しいかもしれませんが、あなたの思考は変わってきますよ!

(成長思考の考えです^^)

 

ゆめこ

キャロル・ドウェック博士の研究についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの日本語訳の書籍をおすすめします!

ゆめこはこの本を英語版で読みましたが、教育者として、親としてハッとさせられることばかりでした^^


 

 

2、まだ(YET)という言葉を使う

あなたのお子さんが

何かに挑戦している過程で

色々な障害にぶつかるでしょう。

 

その際に

『○○ちゃんは何でできないの!』

ではなく

『○○ちゃんはまだできないのね』

と言ってみて下さい。

 

あなたのお子さんに

今はまだできないけれど

将来的にできるようになったり

能力が向上することを教えてあげましょう。

 

キャロル・ドウェック博士が

成長思考を説明される際に

子どもが初めて歩けるようになる時のことを

例に出されていました。

 

私たちは子どもが歩けるようになる時

最初からうまくできないのは

皆が承知しているし

子どもが転んでも、なんとか立ち上がって

一人で歩けるようになるまで

励まし続けます。

 

これと同じことを

他の物事、出来事にも

当てはめて考えてみればよいのです。

 

『○○ちゃんは運動能力がないから

走るの遅くても仕方ないよね』とか

『○○君はもともと頭がそんなに良くないから

出来ないんだ』

というようなコメントは

一切必要ではなくなります。

 

あなたのお子さんは

無限大の可能性をもっています

 

それをあなたが信じてあげることが

とても大事です。

 

今現在より少しでも未来に向けて

向上していけるように

私たち大人が子どもたちを

導いてあげましょう。

 

周りとの比較ではなく

お子さんの自身の

過去との比較をするようにしましょうね。

 

 

3、よいお手本になる

あなた自身が成長思考を実践している姿を

お子さんに見せてあげるように

してみて下さい。

 

例えば、

何か新しいことに挑戦してみる

失敗してもくよくよせず根気よく続ける

困難にぶつかった時に、

新しいチャレンジととらえ突き進んでいく等、

常日頃からあなた自身が

お子さんに身をもって教えてあげるのです。

 

あなたのお子さんは

あなたの行動や言動を

見ていなかったり

聞いていないようで

逐一吸収しています。

 

百分は一見にしかずで

『ママ、パパが出来るんだから

私・僕もやってみよう』

となるでしょう。

 

そうなると、

あなたのお子さんも

自然と成長思考のコンセプトを

学んでいきます。

 

 

 

さいごに

ここまで成長思考とは何か、

またその成長思考を実際に活用して

いかにあなたの子育てに役立てていけるかを

3つのポイントに分けて

説明させて頂きました。

 

筆者のゆめこが成長思考を知ったきっかけは

ある日、長男の小学校の集会で

校長先生のスピーチを聞いた時でした。

 

校長先生は

成長思考が如何に

子どもたちの学びの過程に

良い影響を与えるか、

また教員全員がこの成長思考のことを勉強し

活用していることを話されていました。

 

その後小学校で

先生たちの言葉をよく聞いてみると

“You can’t do it yet”

『 ○○ちゃんはまだできないのね』

のようにYET/まだという言葉を

頻繁に使っていました。

 

自分の息子達に聞いてみると

授業中に成長思考のコンセプトを

習ったとのことでした。

 

ゆめこの住んでいるニュージーランドや

アメリカでは

成長思考のコンセプトを

小学生の小さいうちから

習っているのです。

 

その後

現役幼稚園教諭として働いているゆめこ自身も

成長思考を学ぶ勉強会に参加する

機会に恵まれました。

 

それ以来、

職場の幼稚園や

自分の息子たちの子育てにも

成長思考のコンセプトを応用する

ようにしてきました。

 

自身の経験も含め分かったことですが、

産まれながらにして

成長思考をすでに持ち合わせている

子どもたちもいれば、

固定思考の考えの方が強い子どもたちも

いるということです。

 

ゆめこ自身も

固定思考が強い方だと

自分で分析しているので

本当に気を付けて

成長思考を保つように心がけています。

 

キャロル・ドウェック博士自身も

TED等のスピーチで

常に成長思考を持ち続けるのは

大変難しいとおしゃられています。

 

辛い時にどうしても

固定思考が顔を出すそうです。

 

全てが意識の持ち方次第ですね

 

探求心を持ち続けなどの

学びの姿勢を持ち続けるお子さん

lifelong learner (ライフロング・ラーナー)

を一緒に育てていきましょう。

 

あなたのお子さんが

頑張れば何にでもなれるしできると思い

日々の学業、スポーツ、習い事などの

全てのことに全力で取り組む姿を

思い浮かべて下さい。

 

本当に素晴らしいですよね。

 

最後までお読み頂き

ありがとうございます。

 

この記事が

少しでもあなたの子育てのヒントになり

お役に立てれば幸いです。

 

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