子育てブロガーゆめこ(@BloggerYumeko)です。
この投稿ではロックダウンレベル4、都市封鎖中のニュージーランド、オークランドで幼稚園教諭をしているゆめこが、どのように在宅ワークをしているのかを説明していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- 幼稚園教諭がどのように在宅ワークをしているかを知りたいあなた
- ニュージーランドでの幼児教育に興味のある方
- 海外の幼児教育のことを知りたいあなた
- ニュージーランドのロックダウンの様子を知りたいあなた
ロックダウンの簡単な説明
エッセンシャルワーカー例えば、スーパーマーケット、薬局で働いている人たち、病院関係者以外はずべて在宅ワークをするように義務づけられています。
レストラン、商業施設ももちろん閉鎖しています。
この記事を書いているのは2021年9月7日、ロックダウンレベル4、都市封鎖が始まり3週間が経とうとしています。
3週間前に市中感染者一人が確認されて以来、現在のコロナデルタ株感染者は800人程となっています。
ゆめこの仕事場について
レベル4になると発表があった際に、私は仕事場の幼稚園に自分のラップトップ、テファリキ(ニュージーランドの幼児教育ナショナルカリキュラム)やその他の資料を取りにいきました。
私はオークランド市内の公立幼稚園で働いていますが、教員一人一人に、マックのラップトップコンピューターが支給されています。
コンピューターは幼稚園を退職時にもちろん次の先生に引き継いでいきますが、教員が一人づつラップトップコンピュターを所持できるのはとても恵まれている環境にあるかと思います。
そして、私の勤める園は8時45分から2時45分のオープンで40人の園児が通園してきます。
通常4人の先生、ランチカバーのteacher assistant を含めて5人で教えています。
ロックダウン中の仕事の内容
朝9時から30分ほど同僚の先生4人が集まるオンラインミィーティングに参加します。
オンラインミィーティングはTeamsで行われます。
Teams には、メンバーとチャットする機能に加えて、資料を共有する機能、通話やビデオ会議を開催する機能が付いているので、リモートミィーティングの時にはいつも使用しています。
またGOOGLEドキュメントを使用して、作成したドキュメントを先生同士で共有しているので、在宅ワークをしていても皆で一つの資料を作成していけます。
このロックダウン中に始めた、ドキュメントもあり毎日私たちがどのように働いているのかを詳しく記録しています。
10時から11時までははオンラインマットタイムと言って、Google meetの機能を使い園児達にリモートのマットタイム(グループタイム)を提供しています。
その内容は
Karakia・カラキア (Maori語のお祈り)
Morning tea・モーニングティ (各々が朝のおやつを食べる)
News time・ニュースタイム(子供達がみんなの前でシェアしたいことを順番に話していく)
Songs・ソング(指遊びや童謡、マオリ語の歌の紹介)
Active movement・アクティブムーブメント(体を動かすエクササイズやダンス)
Story time・ストーリータイム(絵本の読み聞かせ)
となっています。
それぞれのパートを5人の教員がそれぞれ請け負い、1時間のオンラインマットタイムが構成されます。
事前に何をしたいか考えて、グーグルドキュメント上で共有し、毎朝園児達をできるだけ楽しませるように頑張っています。
午後は、オンラインの勉強会に参加したり、園のプログラムのレビューのためのリサーチ、資料作りなどをしています。
ストーリーパーク
ロックダウン中のコミュニケーションは、オンラインのアプリ、ストーリーパークで行われています。
ストーリーパークはオンライン上のコミュニケーションのプラットホームとなり、またそれぞれの園児の学びの記録をシェアできるとても便利なツールです。
ストーリーパークのことを詳しく知りたい方は、ゆめこのブログ記事をご覧ください。
ロックダウン当初は、子供達の学びの記録、ラーニングストーリーをそれまで撮りためた写真や動画と一緒に投稿していました。
しかしロックダウンが3週間経過した現在は、園児たちが家でいかに快適に楽しく過ごせしていけるかにフォーカスした投稿が、多くなっています。
例えば、家で簡単にできるScavenger Hunt(スカベンジャーハント)一覧表にあるものを集めることのアイデアや、クッキングの動画、子どもたちがいつも園で歌っている歌の動画をあげたりしています。
ゆめこがあげた動画で再生回数が多かったのは、日本の浴衣をきてgreetings song挨拶の歌を歌っているものです。
英語、日本語、マオリ語での簡単な挨拶の歌ですが、園児達にも自分の母国語がある場合、母国語で歌って投稿してもらうように呼びかけました。
例えば、中国人の女の子の園児はチャイナドレスを着て、マンダリンの挨拶の歌を投稿してくれたりしました。
ストーリーパークは園児達側からも投稿が可能なので、ロックダウン中の家での過ごし方を投稿してもらうように、メッセージを常に送っています。
私たち教員はストーリーパークでの各家庭からの投稿頻度をチェックして、コミュニュケーションが一方通行になっていないかを常に確認しています。
家庭からの投稿や、オンラインのマットタイムに参加していない園児の家庭には、電話やEメールを使って、個人的に連絡をしています。
園児の総数は60名以上になるため、教員4人が15人程の子供達を受け持っています。
自分の受け持ちのグループの園児達とは特に気をつけてコミュニュケーションをとっていくシステムが作られています。
新しい試み
今回のロックダウンでの新しい試みとして、マイクログリーン(発芽後すぐに摘みとったサラダ用野菜類)の種を園児たちに郵送するとういことを行いました。
封筒に種を詰め、手紙と一緒に全ての園児に郵送しました。
この試みはとても成功しました。
園児たちの嬉しそうな顔と、種が発芽しないかとワクワクとして水やりをしている姿が毎日沢山投稿されてきています。
あまり自分宛の郵便物を受け取る経験のない園児達にとって、マイクログリーンの種を受け取り、育てるという経験は、このロックダウン中の小さな楽しみになっているようです。
(私の園では自然保育に力を入れているため、園庭には沢山の植物、食物が植えられています。)
次の週はニュージーランドの原住民であるマオリ族のマオリ語週間に当たるため、マオリ語に関連したプリントを園児達に郵送する予定になっています。
まとめ
以上ですが、今回のロックダウン中にゆめこが幼稚園教諭としてどのような在宅ワークをしているのかを5つのポイントに分けて簡単に紹介させていただきました。
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