この記事ではニュージーランドの幼児教育現場で使われているルースパーツについて、分かりやすく説明させて頂きます。
ルースパーツ(loose parts)とは?
ルースパーツは組み合わせたり、バラバラにすることができる日常的にあるごく普通の物(オブジェクト)全般のことを意味します。
例えば、
自然の中にある石ころ、どんぐり、木の枝、貝殻、
家庭の中にある、洗濯ばさみ、プラスチックの蓋、ワインのコルク
などがあげられます。
ボタン、ロープ、リボン、箱、パイプなどリサイクルしたものも含まれます。
ルースパーツ(loose parts)はどのように使っていくの?
ルースパーツ(どこにでもあるようなオブジェクト)をある一定量用意します。
例えばどんぐりや貝殻なら、大きなお皿にいっぱいという感じです。
上の写真では、木の枝が植木鉢に沢山入れられて置いてあります。
日本語でいうガラクタ遊びを想像して頂けると、ルースパーツプレイのことが分かりやすくなるかと思います。
ルースパーツを遊び場所の随所に用意して、子どもたちが自由に使えるようにします。
ルースパーツは園の中だけではなく、園庭での遊びにも取り入れることができます。
ルースパーツ(loose parts)の特徴
自分なりの新しい組み合わせ、世界に一つだけのデザイン、クリエーションができる
決まったやり方や完成形が提示されていない為、間違うことに対しての不安感を感じずのびのびプレイできる
他のおもちゃと一緒に取り入れて、遊びの範囲を広げていくことができる
自分のペースで自分のすきなように遊べる
自分の身体能力の限界に挑戦できる
自分から危険なプレイを避けてどうやったら危険な状況の中でも安全に遊べるかを学べる
問題を解決していく力をつけられる
ルースパーツ(loose parts)をどうして幼児教育現場に取り入れるの?
ルースパーツプレイはオープンエンドプレイ(open-ended play)とも呼ばれ、こうしなければいけない、これを最終的に作らなければいけないという制約が全くありません。
その為、ルースパーツプレイは
- 子どもの想像力を掻き立てる
- 子どもが自分のアイデアを試す練習ができる
- 子どもの探求心を高める
- 子どもの言語発達の助けになる
- 子どもの挑戦心(やってみようという意欲)を育てる
- 子どもの自主性を高める
- 子どものリサーチ能力を育てる
- 子どもが多角的な見方ができるようになる
あなたも身の回りのルースパーツを集めてみませんか?
保護者の方や、ご家族の協力を得てリサイクル用品を集めることから始められるのもいいかもしれませんね。
ルースパーツのことを詳しく知りたい方は是非こちらもご覧ください。
以上になりますがご質問のある方はゆめこまでお気軽にお問い合わせください。
個別にお答えさせて頂いております。