ニュージーランド発、保育所・幼稚園に入る前に知っておきたいこと
ゆめこ

子育てブロガーゆめこと申します。

この記事では、ニュージーランドで幼児教育施設(保育所、幼稚園、ホームケアなど)にお子さんを入れられる際に、是非知っておくとよい情報を紹介させて頂きます。

 

この記事はこんな方におすすめ

 

子育てブロガーゆめこ

オークランド工科大学で幼児教育を専攻し、ニュージーランドに20年以上在住している。18年に渡りニュージーランドの幼児教育の現場に携わり、子育ての現状を見てきた経験を活かし、子育てブログを運営中。現在もニュージーランドの公立幼稚園で働きながら、バイリンガル(英語、日本語)の二人の息子の子育てに奮闘中。日々、子育てに悪戦苦闘している親御さんたちと関わりあいながら、子育ての難しさ、楽しさにふれている。

 

 

この記事でわかること

二ュージーランドの幼児教育業界用語

ECE
(Early Childhood Educationの略)
幼児教育

 

Te whariki 
(テファリキ)
ニュージーランドの幼児教育のカリキュラム。
テファリキは0歳から小学校に入るまでの子どもたちのための教育課程で、ニュージーランド全国の幼児教育施設や機関で使用されている。

 

learning story
(ラーニングストーリー)
子どもたちの園での成長をストーリー仕立てで記録した文書。
昨今では、ラーニングストーリーはオンラインでも閲覧可能。
ポートフォリオという、子どもたち各個人のファイルに印刷、保管される。

 

portfolio 
(ポートフォリオ)
子どもたちのラーニングストーリーをファイルしたもの。
卒園する際に園での記録として持ち帰ることができる。

 

20hours free
(20アワーズフリー)
3歳以上6歳未満のお子さんがニュージーランドの幼児教育施設に入られる際に受けられる、無償制度のこと。
1日6時間まで、1週間に20時間の幼児教育費用を政府がカバーしてくれるシステム。
詳細は各幼児教育施設で異なるため、問い合わせが必要。

 

20hours free (20アワーズフリー)のことを詳しく知りたい方のためのウエブサイトはこちら!

 

philosophy
(フィロソフィー)
各幼児教育施設が独自で掲げる、教育理念のこと。
テファリキ(ニュージーランドの幼児教育のカリキュラム)を軸に、その施設ごとに作成される。

 

preschool
(プレスクール)
幼児教育施設全般

 

daycare/childcare centre
(デイケア/チャイルドケアセンター)
保育所のこと。

ゆめこ

ゆめこポイント
日本のデイケアセンター(高齢者の方用の施設)と同じ言葉を使っていますので、間違えないように気を付けて下さい!

 

kindergarten
(キンダーガーデン)
公立、私立(個人経営)共の幼稚園。

 

mat time 
(マットタイム)
グループタイムのことで、マット(絨毯)の上に園児が一斉に集まり、歌を歌ったり、絵本の読み聞かせを聞いたりする時間のこと。
このマットタイムの時間設定は園により異なる。

 

morning tea time
(モーニングティタイム)
午前中のおやつタイム。
園によっても異なるが、9時半10時半ぐらいの間にもたれるスナックの時間。
園が用意してくれたり、持参したりする。

 

afternoon tea time
(アフタヌーンティータイム)
午後のおやつタイム。
保育所のように子どもたちを長く預ける幼児教育施設ではある場合が多い。

 

qualified teacher
(クオリファイド・ティチャー)
大学で学士もしくは同等の資格をとり、registered teacher (レジスタード・ティチャー)としてニュージーランドの教員免許を保有している先生。

 

unqualified teacher
(アンクオリファイド・ティチャー)
資格なしで働いていて、ニュージーランドの教員免許を保有していない先生。
クオリファイド・ティチャーのランチのカバーや、園の環境を整えたりするなどを主な仕事(園により異なる)とし、書類作成には関わらないことが多い。

 

reliever/relief teacher
(リリーバー/リリーフティチャー)
臨時・代行の先生

 

Term1~Term4
(ターム1~ターム4)
ニュージーランドの学校は、一年を1学期から4学期まで、4つの学期に分けている。
公立幼稚園などはその学期に合わせてオープン期間が決まっている。
保育園などは、学期に関係なく、1年中オープンしているところが多い。

 

School holidays 
(スクールホリデイズ)
学期の間の休みのことで、夏休み6週間、そのほかの休みは2週間づつの年に4回。

 

 

 

 

お子さんが保育所、幼稚園に入園する際に必要になってくるもの

リュクサック

保育所、幼稚園ともにリュクサック/バックパックが必要になります。

ニュージーランドの代表的なお店

  • The warehouse (ウエハウス)
  • K mart(Kマート)
  • Smiggle (スミグル)可愛い文房具専門のお店

などで、購入できます。

 

ゆめこ

ゆめこポイント
大き目のリュクを購入されることをお勧めします。ゆめこの息子たちは、パパがスポーツブランドが好きなこともあり、アディダスやアンダーアーマーのリュックを小さいころから使っています。

 

 

リュックの中に入れるもの

着替え

お子さんが水遊びで濡れてしまった時や、おしっこを漏らしてしまった時などのために、予備の着替えが2組づつ程必要になります。

  • T-shirts
  • ズボン又はスカート
  • 下着
  • 靴下
  • 長袖のアウター

 

ランチ

保育園ではランチ(お弁当)とおやつがついていて、用意をしなくてもいいところが多いですが、幼稚園の場合はランチが必要になります。

 

水筒

園によっても異なりますが、幼稚園では必ず水筒を持参します。

 

帽子(夏用、冬用)

ニュージーランドの日差しはとても強いため、帽子の着用が必要です。
冬の間は冬用の帽子で頭と耳を寒さから守ってあげてください。

 

ゆめこ

ニュージーランドでは日本の保育所、幼稚園のように、体操服やお道具などはいりません!

 

プーやん

そうなんだね!

ゆめこ

ゆめこポイント
入園の際に、お子さんのパスポートの顔写真とビザのページが必要になります。
また、予防接種の記録の提出を求められると思いますので、もし日本の母子手帳の場合は、自分のお子さんがどの予防接種をこれまで受けられたか把握しているといいですね。


プーやん

予防接種名を日本語から英語に訳しておくといいかもね^^

お子さんが入園する前に覚えておくといい英語のフレーズ

小さいお子さん、ましてや英語が分からないお子さんを預かる先生たちが、一番心配するのは、そのお子さんのトイレ、食事、飲み物のことを含めた基本的な身の回りのことです。

お子さんが、身の回りのことを自分で最低限できるようにしておかれると、お子さんもスムーズなスタートがきれるでしょう^^

 

 

保育所、幼稚園で使う言葉の例

yes (イエス)はい

 

no (ノー)いいえ

 

thank you (センキュー)ありがとう

 

no, thank you (ノー,センキュー) いりません

 

please (プリーズ)おねがいします

 

wash your hands (ウォシュ ユア ハンズ)手を洗う

 

sit on the mat (スィト オン ザ マット)マットに来て座って

 

I don’t want to … (アイ ドント ウォン トゥ…..)…..したくない

 

I want to … (アイ ウォン トゥ…..)…..したい

 

eating (イーティング)食べる

 

mine (マイン)僕/私の

 

morning tea (モーニングティ)朝のおやつ

 

afternoon tea (アフタヌーンティー) 昼のおやつ

 

eat your lunch (イート ユア ランチ)ランチを食べる

 

thirsty (サアスティ)喉がかわいている

 

drink water? (ドリンク ウォーター)水飲む?

 

上にあげさせていただいた基本的な英語を知っていると、あなたのお子さんもなんとか先生とコミュニケーションがとれるかと思います。

 

このような、英語の単語は知っているのにこしたことはありませんが、もし覚えていなくても心配しないでください。

親御さんが心配されるより、子どもたちは新しい環境に順応するのがとても早いです。

あまり心配をされなくても大丈夫だということは、声を大にしてお伝えしておきたいです。

 

 

ゆめこ

ある程度身の回りのことを自分で言えるようになってきたら、友達間で使うフレーズを覚えていったりして、徐々に英語に慣れるようにしていって下さい

 

 

 

英語の発達について知っていてほしい2つのポイント

母国語の発達を第一に考える

英語圏のニュージーランドで暮らしていくとは言えども、親として、お子さんの母国語である日本語の発達を第一に考えられてください。

 

日本人だけに限らず、特にニュージーランドに移住してこられた、英語を母国語としない、ご家族の方は、お子さんの英語のことを非常に心配されます。

しかし、いくつかのリサーチでも証明されているように、母国語の発達が優れている子供たちは、母国語以外の言語の発達もそれに並行して良い傾向があります。

 

母国語の日本語の大切さを忘れずに、おうちでは日本語を使うようにしましょう。

 

 

サイレントピリオド

特に移住されてきたお子さんは、ニュージーランドに来てしばらくは、英語という母国語以外の言語を習得することになります。

今まで聞いてきたものとは全く違う言語をひたすら聞く(インプットする)ことになるので、すごく静かになり言葉が出てこない期間(サイレントピリオド)を経験するお子さんもいらっしゃいます。

そうなられてもとても普通ですので心配されないでください。

 

今まで、ゆめこはそのような子どもたちを何十人と見てきました。

インプットの時期がすぎると、英語がアウトプットされる期間(しゃべりだす)に入りますので、たとえお子さんがあまり英語がしゃべれない時期があっても、じっくりと見守ってあげて下さい。

 

脳科学者の茂木健一郎さんが

”外国語学習における「サイレント・ピリオド」こそ学びの醍醐味”と題して、サイレントピリオドのことをとても興味深く、説明されています。

よろしかったら、読まれてみてくださいね。

 

 

 

さいごに

この記事ではお子さんをニュージーランドで幼児教育施設に入られる際に、知っておくと便利な情報を書かせて頂きました。

ブログ、ツイッターで読者さんから直接お問い合わせを頂いた質問も含めて、紹介させて頂きました。
この記事が少しでもあなたのお役にたてれば幸いです。

 

ご質問、お問い合わせのある方はこの記事の一番下のコメント欄、又はサイト内のお問い合わせフォームから遠慮なくご連絡くださいませ。

 

 

ゆめこ

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【テファリキ】ニュージーランドの幼児教育カリキュラムを現地幼稚園教諭が解説

 

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