子育てブロガーゆめこと申します。
この記事では、モンテッソーリ子育てがどういうものかについて分かりやすく解説させて頂きます。
モンテッソーリ子育てっ何?
モンテッソーリ子育てはマリア・モンテッソーリが開発したモンテッソーリ教育を基にした育児法のことです。
著名人が受けた幼児教育として、話題になったことで、知っている方もいらっしゃるかと思います。
Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、米マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ、将棋棋士の藤井聡太さんなど早々たるメンバーがモンテッソーリ教育を受けています。
モンテッソーリ教育の創立者マリア・モンテッソーリって誰?
- イタリア人(1870-1952)
- 医学博士、幼児教育者、科学者、フェミニスト
- 感覚教育法を編みだし障害児の治療教育で成果を挙げる
- 感覚教育法を、ローマの貧困家庭の子供たちに応用し、知能を著しく向上させる
- その後医学、哲学、生理学、精神医学を交えたモンテッソーリ教育と呼ばれる独自の幼児教育法を開発
- 国際モンテッソーリ協会を開設し、教員資格取得制度を整える
- モンテッソーリ教育を専門に行う「子供の家」 (Casa dei bambini) が世界各地に設立されるようになる
- 晩年、スペイン、インド、オランダのアムステルダム、ヨーロッパで過ごす
- 81歳で死亡
- イタリア通貨の旧リラ紙幣に肖像画が掲載
モンテッソーリ教育って何?
マリア・モンテッソーリが開発した教育法で、知的、発達障害の子どもたちの治療、貧困家庭の子ども達への教育を通して構築されました。
モンテッソーリ教育では、子どもが主人公とし、子どもが生まれながらにしてもっている自らの育つ力を育てていくための、環境作りと働きかけの重要性を説いています。
世界各国で100年以上に渡り支持されています。
モンテッソーリ教育の特徴
- 子どもの自主性・協調性・社会性を伸ばす
- 「準備された環境」「整えられた環境」の中で子どもたちが自分達独自の創造性を伸ばしていけるように手助けをしてあげる
- 子どもたちの五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を刺激して洗練させていく感覚教育法を推奨する
- 感覚教育法に基づく教材、教具と呼ばれる木製玩具などを使用する
- 5つの教育分野「日常生活」、「感覚」、「数」、「言語」、「文化」に沿い、子どもの能力を伸ばしていく
等があげられます。
日本でのモンテッソーリ教育
日本では、2種類の免状、国際モンテッソーリ協会(AMI)認定の国際免状と日本モンテッソーリ協会などの団体が認定する、日本独自の免状が取得可能です。
日本では、日本モンテッソーリ協会(学会)Japan Association Montesori (JAM)が国際モンテッソーリ協会(AMI)の友好関係団体として1968年に発足しいています。
現会長は前之園幸一郎さんです。
日本モンテッソーリ教教育総合研究所は日本モンテッソーリ協会の教師養成センターとして1976にスタートしました。
1985年からは財団法人才能開発教育研究財団の幼児教育普及部門となり、モンテッソーリ教師の育成に努めています。
日本モンテッソーリ教育総合研究所の公式サイトはこちらからどうぞ
モンテッソーリ子育ての特徴
モンテッソーリ子育ては、子どもが産まれながらにしてもっている学ぼうとする能力を、いかに親の私たちが伸ばしていってあげられるのかということに集約されます。
親の私たちが、子どもの成長過程に合わせて、子どもが自分でとりくめる環境を作り、子供の自発的な行動を促すような手助けをしていきます。
子どもが集中して自分でとりくんでいける環境を作り、その中で子どもを自由に学ばせるということが、モンテッソーリ子育てのキーポイントになります。
モンテッソーリ子育ての特徴として
- 親ではなく、子どもが主体
- 子どもの自主性を育む
- 焦らず子どものペースにあわせる
- 『知る、見守る、ときどき助ける』子育て
等があげられます。
親ではなく子どもが主体
親から一方的に何かを教えるのではなく、子どもが一体何に興味があるのか、何にこだわっているのか(敏感期)などを察知して、どのように能力を伸ばしてあげられるかを考えます。
子どもがどんなに興味があることでも、あなたが親として、受け入れられないことや、危険なことはきちんと制限したり、注意していきます。
子どもの自主性を育む
子どもが自分から何かをしたいと思うことは、とことん納得がいくまでさせてあげます。
その過程で問題に付き合たった場合、すぐに助けを出すのではなく、傍で見守るようにします。
それは自分で考えて解決する力や、できないことに挑戦していくチャレンジ精神を培ってもらうためです。
焦らず子どものペースにあわせる
大人がなんでこんなこともできないのと思うことでも、子どもにとってはとても大変で、練習を何回となくしなければいけないことが多々あります。
そのような時に、親のおなたは、「さっさとしなさいよ」とか、待てずに、「私がやってあげるわよ」とやってしまわないようにします。
時間はかかりまずが、お子さんのペースに合わせて、少し気長に待つことが大事になります。
『知る、見守る、ときどき助ける』子育て
モンテッソーリ子育てをしていく上で、あなたの親としての気づきがとても大切になってきます。
一日少しの間でもいいので、お子さんのことを注意深く観察することが勧められています。
観察というと堅苦しく聞こえますが、少し離れたところから、立ち止まってお子さんの様子を伺うという風に考えてみて下さい。
そうすることによって、お子さんの行動自体の衝動理由などが理解できるようになります。
例えば無意味に見えていたお子さんの行動が、実はとても大事な成長過程の行動パターンであることに気づいたり、お子さんが本当は何をしたいのかなどが分かるなどです。
あなた自身がお子さんのことをもっと「知る」ことに繋がります。
そして、お子さんが集中して物事を行っているいる時には、邪魔をせずに、お子さんの傍で「見守ります」。
お子さんがどうしても助けが必要な時に、あなたが少しだけその問題を解決するためのヒントを出してあげたり、全部ではなく少しだけ手伝ってあげて、お子さんに最後は自分で終わらさせるなど、「ときどき助ける」ということをしていきます。
具体的にモンテッソーリ子育てはどういったことをすればいいの?
- 子どもが自分で何でもできるような環境作り 例)子どもが自分でおもちゃを取り出したりかたずけが出来るように整理する、子供用の踏み台を用意する
- 子どもに自分のことは自分で解決させるようにする
- 子どもを急かさない
- ルーティン(日課)を確立する
- 外遊び、自然に触れるようにする
- 子どもに選択肢を与える
- 優しいトーンで、きっちり伝えたいことを伝える
- 子どもに責任を持たせるように家庭の中で役割を与える
- 子どもに何でも教えてしまわない、自分で考えさせるようにする
- ゆっくり説明をする 例)子どもにお手本を見せるときには、しゃべらないで、お手本を見せた後に説明を加える等
- 日常生活の練習をする、【おしごと】をしてもらう 例)料理の体験の為小さい包丁まな板を与える、掃除の仕方を教える
- プラスチックではない瀬戸物の食器を使う(本物を使わせる)
まとめ
ここまで、モンテッソーリ子育てが一体どういったものかということを、ゆめこなりにできるだけ分かりやすく解説させて頂きました。
モンテッソーリ子育てでの親の私たちの重要な役割は、子どもの成長過程に合わせながら、子どもの自主性を高めていくサポートをすることです。
そのために、いかに子どもが自分で何でもとりくめる環境を、提供していけるかが需要なポイントになります。
以上になりますが、こちらの動画も参考にされてみてください。
この記事が少しでもあなたの子育ての、お役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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