
ニュージーランドで幼児教育施設を選ぶ際の注意点を、8つのポイントに分けてご紹介します。
オークランド市の公立幼稚園で勤務しているゆめこが、現場での経験をふまえて書かせて頂きました。
1. 教育のカリキュラムとアプローチ
ニュージーランドの幼児教育施設ではTe Whāriki (テファリキ) という独自のカリキュラムを使用しています。
テファリキが子どもたちの発達を促すための基盤となっています。
施設がこのカリキュラムをどのように実践しているかを確認してください。
施設によっては、モンテッソーリやレッジョ・エミリアなど、異なる教育アプローチを採用している場合もあります。
あなたや、お子さんに合ったアプローチを選んでくださいね。
2. 施設の認可と規制
ニュージーランドの幼児教育施設は、政府の規制を受けています。
施設が適切に認可されているかを確認することが重要です
そして、スタッフが資格を持っているか、また、定期的に監査されているかも確認してください。
3. 施設の場所とアクセス
自宅や職場から通いやすい場所にあるかを考慮しましょう。
特に送迎の利便性は、日常的な負担を減らすために重要なポイントです。
4. スタッフの質と人数
施設のスタッフがどれくらいの数で子どもを担当しているか(保育士と子どもの比率)を確認しましょう。
ニュージーランドでは、この比率をRatio (レシオ) と呼んでいます。
ポイント2でもご紹介したように、スタッフが持つ資格や経験も大切です。
5. 施設の環境と設備
施設の清潔さ、安全性、遊具や室内外の設備が整っているかを確認しましょう。
子どもたちがいかに、自由に遊でいるかを、直接見学をして確かめてみましょう。
庭やアウトドアの遊び場、室内で安全に遊べる場所があるかもチェックしておきましょう。
6. 保育料とコスト
幼児教育施設の保育料は、施設の種類や立地によって異なります。
予算に合った施設を選び、料金に含まれるサービス(食事、アクティビティなど)も確認しましょう。
施設によっては、政府の補助金や手当が適用される場合もありますので、助成金の有無も確認しましょう。
7. 施設の文化や価値観
ニュージーランドは多文化社会ですので、施設がマオリ、また多様な文化を尊重し、どのように子どもたちに異文化理解を促しているかも確認しましょう。
8. レビューや口コミ
実際にその施設に通っている親や過去に通っていた親からのフィードバックを得ることができると、施設の実態がよくわかります。
オンラインでのレビューや、周囲の人からの意見も参考にすると良いでしょう。
こちらのサイトで検索もできます。
これら8つのポイントを考慮して、実際に施設を見学し、あなたのお子さんに、ぴったりな場所を見つけてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。